「戦国の城」

「戦国の城」 小和田哲男著 学研新書

2007年6月に創刊された「学研新書」ですが、その中に面白そうな本があったので、思わず手に取ってしまいました。

内容は戦国時代に限定した城の入門書です。取り立てて目新しい記述があるわけではないのですが、基本的な用語や歴史を1冊にまとめてあるので、結構勉強になります。
後、写真や図が豊富なので記載内容をイメージし易いのもポイントでしょうか。

と言っても、知らなかった事も結構ありました。

「狼煙」
オオカミの糞を燃やしていたから、こんな漢字を当てたそうです。ただ日本ではオオカミの糞ではなく、普通の籾藁とかを燃やしていたらしいです。

「虎口」
「ココウ」ではなく「コグチ」と読ませるのですが、何故こんな変な読み方なんだろうと思っていたら、「小口」が変化したものだそうです。城から守備兵が出撃するところだから「虎の入り口」って事ですね。

「天守閣」
という単語は実は明治以降の単語だそうです。
それまでは「天守」や「天主」と呼んでいたのですが、どう使い分けているのかと思ったら、織田信長が作った城は「天主」と記載されていることが多く、豊臣秀吉や江戸時代の記載は「天守」が多いとのこと。
安土城が「天主」の最初かと思っていたら二条城が最初(岐阜城という説も)なんだそうです。

細々としたことが結構勉強になります。著名な城の紹介も多く、読み応えのある1冊でした。

しかし、最近はお城の本ばかり読んでいるなぁ。

この記事へのコメント

achtung
2007年10月08日 16:04
築城の方法は流派のようなものがあるのでしょうか?
GWに高知に行った時、高知城の石垣の補修工事現場を見ました。大阪城や江戸城の石垣とは組み方が違うのかな?
司書
2007年10月09日 23:05
石垣の作り方にも色々ありますね。
時代によっても色々変遷があったりするそうです(この本に載ってました)
加藤清正とか藤堂高虎とか石垣の名人と言われてますが、なかなか個性があるとのことです。