「西南戦争」

今日も代休…期末までに消化しきれるのだろうか?まだまだ溜まっていますよw

今日は家で、撮り溜めしたテレビを消化しつつ、溜まった本の消化に投入。
平日で空いてるから都内に行っても良かったんですが、最近浪費が激しいので我慢我慢。



で、今日読んだ本。

「西南戦争 西郷隆盛と日本最後の内戦」
小川原正道著 中公新書 2007年12月20日初版発行



そういえば中公新書の歴史系で西南戦争ってなかったかな?「戊辰戦争」や「日露戦争」ならあったと記憶していますが。


西南戦争は文字通り日本最後の内戦なのですが、その割には知名度が低い戦いです。
西南戦争の結果、明治新政府の政治基盤が確立し、富国強兵への邁進に繋がる重要な歴史的戦争なのですが、地元の人以外はあまり興味がないようです。

理由。

1.九州限定の戦争であったこと。北部の福岡や佐賀や長崎も直接戦火にさらされておらず、大分、熊本、宮崎、鹿児島の4県のみの戦乱に留まっています。

2.一部農民も参加していますが、基本的には士族を中心とした西郷軍の編成であった為、国民戦争とならず、社会的影響が小さかったこと。

3.熊本城攻防戦の後、半年近く戦闘は続きますが、ほぼ掃討戦となったこと。特に鹿児島を政府軍に制圧されて以後、西郷軍は弾薬の補給が続かずに戦闘力を急速に低下させています。


10年前の戊辰戦争は東日本がほぼ全て戦域となり、特に会津藩は総力戦を展開した為、単独の戦闘規模は西南戦争より小さいながらも、影響の大きな戦闘が頻発しています。
西郷軍の総兵力は約3万、政府軍はその倍と言われており、戦闘規模は戊辰戦争より大きなものです。


この本は時系列的に西南戦争の原因・経緯・その後をまとめており、入門書としては良く出来ています。個別の戦闘については重要な戦闘以外は簡単な経緯にまとめられていますが、ページ数の都合で仕方ないかと。
戦闘経緯を調べたければ、陸自のまとめた戦史のほうが良いかと思います。


この本を読めば、西郷軍の開戦は暴発であったこと、まず勝ち目はなかったことが良くわかります。
ちょっと分からないのは西郷軍の装備くらいですか。戊申の時はスナイドル銃装備だったはずですが、西南戦争でエンフィールド銃に退化しているのは何故なんでしょう?
まあ、自分で調べるべきですねw

さて、次は戊辰戦争モノでも読みますか。

この記事へのコメント

2008年02月20日 11:55
佐藤さんは、本がお好きなんですね!
しかも難しそうな本!
私は、本を読むとすぐ眠くなっちゃって
だめなんですよ~
だから本が好きな人を尊敬してます。
昔は日本も戦争が絶えなかったんですね!
改革途中の時は、いろんな考え目的が
ぶつかり合いますものね!
しょうがないんですかね?
哲舟
2008年02月20日 17:18
はじめまして。
先ずは自己紹介をさせて頂きます。
西郷隆盛について研究している者で稲垣秀哉といいます。
司馬遼太郎の『翔ぶが如く』を読んで、西南戦争および征韓論破裂に興味を持ち、西郷隆盛についての研究に取り組むようになりました。
一昨年夏に幕末の西郷隆盛の討幕活動についての研究を史伝形式でまとめた『(新)西郷南洲伝(上)』を鹿児島の出版社高城書房より出版いたしました。特に西郷隆盛の思想と実証性に重点を置いた史伝です。
この作品はもちろん、征韓論争と西南戦争における西郷隆盛の真の意図と歴史的意義を解明するために取り組んだ作品で、ようやく『征韓論政変』編および『西南戦争』編の執筆を終え、近日下巻を出版する予定です。これは司馬氏の『翔ぶが如く』に対する長年の疑問に答える内容で、おそらくこれまで謎とされてきた西郷隆盛像、征韓論政変および西南戦争観を覆す内容になるのではと手前味噌ながらも思っています。
一度是非お読みいただければと思います。

2008年02月21日 00:24
>バイナラー様
本は好きですね。毎日忙しくても1冊読むように心がけています。
なかなか難しいですが(汗

戦争はまあ、HP本体がそっち関係なのでちょっとだけ知識はあるかと思いますが、本質とか理念とかは難しいですね。
まだ、表面的な部分をとらえるだけだな~と思ってます。


>哲舟様
はじめまして。
ご紹介頂いた本をちょっとネット書店で検索してみました。
面白そうな本ですね。値段も手頃で在庫もありました。
上巻は倒幕編ですか。これまで読んできた幕末関係の本が、どちらかといえば佐幕派だったので、あまり西郷隆盛を中心にした本って読んだことがないんです。興味が湧きますね。

ちょっと時間が出来た時に読ませて頂きたいと思います。

しかし、昔は地方出版社の本って手に入れるのに凄く苦労しましたが、便利な世の中になりました。