「群雄戦国志」

通勤途中に読む本ないかな?と思い、本棚から引っ張り出して「群雄戦国志(1)~(4)」(尾山晴紀著/学研歴史群像新書)なんか読んでみました。
この間、「神変関ヶ原」を読んだ影響だからかな?あれよりは突飛感はないですが。

2007~2008年に刊行されたif系小説では、かなり面白い部類だと思いますが、どうでしょう?
まずは読んだことない人にあらすじなんぞ。


1600年、大谷刑部の命を懸けた説得で、石田三成は挙兵を思いとどまります。
尻尾を振ってきた三成に安心した徳川家康は、上杉討伐の兵を挙げ、会津を落としてしまいます。

東を討ち、半分徳川の領土としたところで、家康は今度は西を討伐することに。
毛利遠征の大軍をは備中辺りで毛利軍を散々に粉砕、そのまま広島に突進しようとしたところ、
3年の雌伏の時を経た三成が大軍で徳川軍の背後を強襲!
仲が最悪だった武断派の諸将とも仲直りして東西決戦の幕開けです。

ちなみに家康のほうが西にいるので、史実とは東西が逆転していますね、この作品。


トンでも要素は比較的抑えられているこの作品。
真田昌幸は東軍軍師として大活躍ですが、雪村はそんなに活躍しないのも結構珍しいタイプです。
ついでに関ヶ原モノの定番、島左近はかっこいいです。・・・死に様が。
後は1巻冒頭でいきなり征伐されてしまった上杉家や、伊達の人もいい感じの味を出しています。

まあ、この作品の見所は3巻ラストで登場する真の大将ですね。ここまでかっこ良く書いてある作品はあまりないです。
「異戦国志」も比較的良い扱いでしたが、存在意義があまりなかったからなぁ。

全4巻で手ごろなサイズ。三成カコいい的な作品に仕上がっていますので、そちら好きな人にはお勧めです。

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